最近、


「お邪魔します、フルーおばあさん」
「今日はおうちにいらっしゃいますか?差し入れ持ってきたんですけど」
「みんなでベリームース作ったんだよーっ。冷やすとすっごくおいしいのっ」
「……おいしいの」


女の子たちの、


「あ、下りてきたっこんにちはー」
「武術訓練でロービィたちがお世話になってますから、お礼をさせていただきたくて」
「あっアイスハーブティー淹れますね。フルーおばあさん、台所貸していただけますか」
「……手伝う」


賑わいが、


「こんにちはーっ。マシェルから腰痛の薬預かってきましたーっ」
「あっアグリナさんも来たっ」
「あーもう暑っつーい!こんな季節に火竜の家になんていられないわよ、この家は便利な居候がいていいわねー」


切ない。





「あれっ。今泣きながら走っていったのリリックじゃないか?」
「夏だからな」






真夏の恋人(ひだり/2006年3月20日寄贈)

ひだりさん作、リリック受難小ネタその2です。

前回寄贈していただいた『銀盤円舞曲』によってめでたく受難同盟への加入が決定しまして、その際既存の小ネタについても
「お気に召すものがありましたらどうぞ」というこれまたありがたいお言葉をいただきましたので、『穴の下』にて展示されている
多くの小ネタの中から3編を厳選してこちらにも展示させていただくことにしました。これはその中の一編です。

ただでも暑い夏は水竜にとって苦手な季節なのに、こんな光景を目の当たりにしてしまうようだと・・・精神的にも非常に辛い
ものがありそうです(爽笑)。

ひだりさん、ありがとうございます!!!