−あとがき−
「音楽元ネタ小説」第14弾、「DAISY FIELD」これにて完結です。今回はなんと自らのオリジナルの
「夏の手紙」の過去話(笑)。本編の竜術士たちの過去話も残ってるのに、いいのかなぁ・・・と思い
つつも非常に楽しく執筆できました(←殴)。
さて、ではここから例によって元ネタになった音楽の解説や内容の補足などをしていきたいと思います。
この小説は、T-SQUAREの『DAISY FIELD』という曲を聴いて思い付いた話でした。ふふふ、この“T-
SQUARE”というのは僕が最も好きなバンドで、当然お気に入りの曲もたくさんあるんです。いずれ
それらを「絵巻物」にて元ネタ曲としてとして採用したいと思っていましたので、これがその「野望」の
第一歩ということになります(邪笑)。
それから、この小説を書き上げるに当たっては、今回も懲りずに使わせていただいた「火竜術士の家
壁紙」の生みの親である崎沢彼方さんの影響が大きいですね。とある経緯で崎沢さんの描かれた
“リカルドと幼いテラ”のイラストを拝見する機会がありまして、その際に「このイラストを元に過去話でも
書きましょうかねえ」とうっかり口を滑らせたのが運の尽きでした(大笑)。
ちなみに、そのイラストについてはいずれどこかでお目見えすることになると思います。・・・ですよね?
(邪笑)
さて、では次に今回の新キャラについてちょこっと設定を紹介。
水竜術士のクレオは、今回は登場していない水竜ルクレティアの育ての親です。彼の家系には水の
精霊の血が入っているため、時々その外見が“先祖帰り”を起こすのですが(クレオはその右目が水の
精霊と同じ碧色になっていて、それを隠すために頭にいつも右目が隠れるように布を巻いています)、
そのため故郷では色々と迫害を受けています。そうしたものを気にしないリカルドの器の大きさに
惹かれているようですが、当のリカルドは少々もて余し気味(笑)。
「夏の手紙」にも名前だけ登場していた木竜術士のエディスは穏やかな性格で、預かる二人に対しても
厳しく接してはいません。いつか思いは通じるとエディス本人は期待しているようですが、「夏の手紙」の
記述からは結局ずーっと苦労するハメになっているみたいですね(邪笑)。なお、彼女のリコーダーは
幼馴染が遺したものなんですが・・・これについては、またどこかで書くことになるのかな(笑)。
そして、今回初登場の地竜術士リュディア。今作品では、“堅物”ジークリートの育ての親である彼女の
行動を描写しているときが一番楽しかったですね(邪笑)。彼女は海賊の頭領の娘として生まれ
ましたが、金槌だったためにそれを継ぐことができなかったという過去があります(あの粗暴な言葉
遣いはそこからです)。義に篤く人望はあるんですが、本文にもある通りいつもそれが暴走気味で、
ジークリートはいつも苦労しているようです(邪笑)。
それから、作中の「記念祭」のコンサートについても少し触れておきます。
このコンサートは誰もが出られるというものではなくて、事前に演奏者個々人の技量の審査が
あります。自らの楽器を演奏した際、そのレベルが高かった場合は風の精霊が集まって演奏を
手助け(つまり、伴奏がついたりして音が豪華になるということです)してくれます。従って、それが
出場資格となり、当日のコンサートは演奏楽器以上の豪華な音を楽しむことができるというわけです。
この風の精霊についての取り決めは、当然コーセルテル成立時の竜王が風竜だったことによります。
なお、各人の担当楽器ですがリカルドがギター、エディスはリコーダー、クレオが鍵盤(ちなみに、後に
フィリックがこの鍵盤の演奏を彼から教わることになります)、そしてリュディアが打楽器担当(まあ、
性格が向いているのと地竜術で楽器の持ち運びが楽ということで(笑))となってます。もし今回の
元ネタ曲をご存知の方がいらした場合は、誰がどのパートを演奏しているのか想像しながら聴かれると
より一層楽しめると思いますよ。
以上で、「DAISY FIELD」あとがきはおしまいです。
機会があったら、ぜひ原曲の方も聴いてみてくださいね!