−あとがき−

「音楽元ネタ小説」第1弾、「夏の手紙」これにて完結です。久しぶりの中編小説になりましたが、
いかがだったでしょうか。

さて、ではここからは元ネタになった音楽の解説と、内容の補足などをしていきたいと思います。
この小説は、白鳥英美子さんの『夏の手紙』という歌を聴いて思い付いた話でした。歌の内容と、
「『郵便お断り』という立て札のある郵便ポスト」というある意味矛盾したアイテム(笑)を登場させた
結果、このような展開になりました。
主人公の火竜テラは、「およそ火竜らしからぬ性格」という表現をされていますが、これは「ステレオ
タイプとは正反対のキャラクターを登場させたい」という、僕のひねくれた性格を反映したものです
(本編ではハータがその役回りですよね)。ただ、その他のキャラクターについてはあまりひねって
ありません。あはは。

さて、この話にたくさん(竜だけでも8名)のキャラクターが登場しているのにはワケがあります。
お知り合いの那岐蓮奈さんが現在構想されていて、近いうちに制作されるというコーセルテルを
題材にしたRPGがあるんですが、その参加形態は「キャラクター応募制」なんです。つまり、自分で
キャラクターを作って参加するわけですね。
この話を聞いて僕は「じゃあ小説にオリジナルキャラクターを登場させて読んでいただけば、
キャラクターの説明にもなって一石二鳥だな」という極めて不遜なことを考え付きました。
というわけで、こんな小説ができちゃった、とこういうことなのでした(←殴)。

この話はコーセルテルが成立して間もなく、という設定で書かれています。ですから、他の国と
折り合いが悪くて・・・といったような陰のある話題は存在していません。言わば、「古き良き時代」と
いうことですね。それから、この時代はまだ竜術士が多数存在しているので、基本的に竜一人に
対して竜術士が一人ついています(エル&アルのところは双子だったので例外です)。
「王立竜術学院」というのは竜たちの中でも特に術力に優れた者が学ぶ場所で、例えば東大の
ようなものだと思っていただければ近いです(もちろん竜たちには各々に竜術士もついているので、
こちらは家庭教師といった趣ですね(笑))。
ここの卒業者は無条件で国政や重要な研究に携わるのが慣例となっており、例えばルクレティアや
ジークリートは前者、フィリックやロアは後者(閃影術の研究)の道を選んだわけです。

さて、最後に各キャラクターのモデルについて。
テラはいいですね。「火竜らしくない火竜」というのがコンセプトだったので、特にモデルはいません。
ルクレティアはオフラインの知り合いがモデルです。うふふ、次に彼女からメールが来たら、思わず
笑ってしまいそうです(笑)。
エルフィート(さりげなく合同誌にも登場)とアルフェリアは、本編のロイとノイがモデル(っつーか、
そのまんま(笑))。ただ、本編では実際にはノイの方が年上なのに対して、こちらではエルフィートの
方が上、という設定になっています。
ジークリートは、現在プレイ中の『グランディアエクストリーム』のジェイドというキャラクターの
しゃべり方をヒントに性格を設定しました。彼、とにかく持ってまわった言い方をするので、傍で
聞いていると堅物に見えるんですよね(実際も堅物ですけど(笑))。あ、ちなみにジークは眼鏡を
かけてます。
シゼリアは本編のジェンに近い性格ですね。ただ、ジェンよりももっと対外志向が強い(つまり、
良い子じゃない(笑))です。
それから、フィリックですが・・・実はこれ、モデルは僕自身だったりします(どこがそうなのか、
分かる人は笑ってください(笑))。はい? そう言えば名前も某君に似てるって? 放っておいて
ください(邪笑)。
ロアは、本編のラルカにかなり輪をかけた(ってどんなだ(笑))キャラクターですね。彼女よりも
無口・・・というより、語彙不足なのかな。ちなみに女の子です。
あとは竜術士のリカルドは・・・これは特にモデルはいないですね。イタリア系の、ノリの良いタイプの
お兄さんを想像していただければいいと思います。だからこそテラと気があった・・・と言うことなの
かも知れません。

以上で、「夏の手紙」あとがきはおしまいです。
機会があったら、ぜひ原曲の方も聴いてみてくださいね!