−あとがき−

「音楽元ネタ小説」第22弾、「風のレジェンズ」これにて完結です。『blue water』以来久しぶりの
過去話は、現役竜術士を差し置いてエカテリーナさんのものになりました(笑)。

さて、ではここからは元ネタになった音楽の解説と、内容の補足などをしていきたいと思います。
この小説は、KYOKOさんの『風のレジェンズ』という歌を聴いて思い付いた話でした。この歌は、現在
フジテレビ系列で放送されている『レジェンズ〜甦る竜王伝説〜』というテレビアニメ(僕が定期的に
見ている唯一のアニメでもあります)の主題歌なんですが、フルバージョンを聴いた瞬間すっかり気に
入ってしまいました。少し前に「座談会」でエカテリーナさんのイメージがある程度固まったこともあって、
こうして予定していなかったこの話が書き上がることになったというわけです(笑)。
本編で垣間見られる行動からはかなりはちゃめちゃ(笑)な性格と思われるエカテリーナさんが主役と
あって、当初はもっとドタバタメインのギャグ調のものになるかなー・・・と思っていましたが、この歌と
出会ったことで主役はお父さんの方に変更になり、結果的にこんな展開になりました。
「術士に捨てられる」という恐怖、そして風竜特有の慣例による術士への恋と嫉妬。ミリュウさんの
お父さんについては、本編では単に「冒険者としてコーセルテルに迷い込み、見付かって追放された」と
だけ書かれていますが、その背景にはもしかしたらこんなことがあったんじゃないかな・・・と。自身の
生き方と、術士としての責任との折り合いはどこでつけるべきなのか。・・・物語の後半を執筆しながら、
僕も色々と考えさせられました。

あとは、登場キャラクターについてですね。
エカテリーナさんの性格は、上記のように少し前に書いた「座談会」の第1回を書いた際にほぼ固まり
ました。どうも僕は風竜関係者とは相性が悪いらしく(会話を中心に小説を組み立てる僕のスタイル
では、キャラクターの行動が予想できるかどうかが大きなポイントになりますが、風竜関係者はそれが
難しいんです(笑))、ミリュウさんを含めて今まで小説ではうまく動いてくれないことが多かったのですが
・・・今回は割とすんなり行きました。
ミリュウのお父さんであるアレクが関西弁になったのには、余り深い意味はありません(笑)。「方言を
使うキャラを登場させると、物語に幅が出ますよね」という話は他の方としたことがあり、かなり前から
彼が関西弁になることは決定していましたが・・・それがこうして実現したのは、どうも最近借りた
「あずまんが大王」のDVDの影響が大きいんじゃないかと思います(「大阪さん」という関西弁を
しゃべるキャラクターがいるんです)。普段耳にすることが多いからか、ブナの京都弁台詞を考えるの
よりは格段に楽でした(大笑)。
風竜たちの名前は、「エカテリーナ」と同じく全てロシア語のものにしました(余談ですが、僕が大学で
選択した第二外国語はなんとロシア語でした。普段は全く役に立たないんですが、まさかこんなところで
使うことになるとは思いませんでした(笑))。年齢は名前の長さの順(笑)で、この中で一番家事に
長けているのは末っ子のエマ。なお、「縫い物をズボンごと縫った」というエピソードは、僕の小学校の
時の実体験に基づいています(笑)。

あ、それと・・・エピローグは次の過去話へのネタふりです(ということは、次が誰の予定かはもう分かり
ますよね(邪笑))。こちらはかなり重い話になりそうですが、なるべく早く形にできるよう頑張ります。

以上で、「風のレジェンズ」あとがきはおしまいです。
機会があったら、ぜひ原曲の方も聴いてみてくださいね!