−あとがき−

「音楽元ネタ小説」第20弾、「ENDLESS LOVE」これにて完結です。“ウィンシーダさん三部作”の
最後を飾るのは、単行本2巻でランバルスさんが口にしていた「墓参り」の経緯ということになりました。

さて、ではここから例によって元ネタになった音楽の解説や内容の補足などをしていきたいと思います。
この小説は、Crystal Sounds Orchestraの『ENDLESS LOVE』という曲を聴いて思い付いた話でした
(もう、説明の必要もないほど有名な曲ですね(笑))。我が家には「α波1/fのゆらぎ」というタイトルの
ついた3枚のCDがありまして、この曲はその中の一枚「朝の音楽」というCDに収録されていたもの
です。その名の通りリラクセーションを目的としたCDなので、ネタ曲にもしっかり“鳥の声”がバックで
入っています(結果的には、クライマックスのシーンとシンクロすることになりました)。
それにしても、今回も意味深なタイトルになりましたね(笑)。「ENDLESS LOVE」というのは、もちろん
“永遠の愛”という意味なのですが・・・一体「誰の、誰に対する永遠の愛」の話だったのか。この小説を
読まれた方それぞれに、様々な解釈があり得ると思います。

今回の小説を書き上げるに当たっての原動力は、大きく分けて二つありました。
一つは、当サイト36000Hitのキリ番を踏まれたみずきさんに、「幸せなユイシィと不幸なリリックの
小説」というリクエストをいただいたことでした。色々考えてこのような内容になったために、「不幸な
リリック」というある意味僕の十八番(邪笑)のエピソードはあまり盛り込めませんでしたが、その分
ユイシィに活躍してもらえたと思います(幸せになったかは・・・まあ、難しいところですが(←殴))。
ユイシィのファンであるというみずきさんに、少しでも満足していただければいいな・・・と思います。
そしてもう一つは・・・当サイトからもリンクを貼らせていただいている、さかき楓子さんのサイト『Cubic
Sugar』にて展示された『SINGLES』というタイトルのイラストでした。このイラストにつけられていた
説明文の最後に、さかきさんなりの“ランバルスとユイシィの今後”に関する考えが書かれていたの
ですが・・・それを拝見して僕も色々と考えさせられたのでした。コーセルテル一の公認カップルである
二人ですが、もし実際に告白する(される)ようなことがあったら、どのようなやり取りが交わされてどう
決着するのか。それについて、僕なりの「答え」を出せたかな・・・と思っています(あ、「結局は問題
先送りじゃん」などと本当のことを言わないように(汗))。

それにしても・・・僕の中での「ウィンシーダさん」の存在感は恐ろしいばかりです(笑)。ウィンシーダ
さんが深く関わる小説を書いたのはこれで3本目なのですが、冒頭で「三部作」と銘打った通り、
きっちり「ランバルスとの出逢い」「別れ」「死後」のことについての作品が揃うことになりました。
本編ではほぼ名前のみしか登場していないにも拘わらず、既に僕の中では確固たるイメージが
でき上がってしまっています(爆)。
なお、この作品は基本的にコーセルテルの通常キャラクターによって構成されています。当初は
「日記帳」に掲載する予定だったのですが、「絵巻物」にて登場したエピソードを絡ませたいな・・・と
考えた結果、結局こちらに掲載することになりました(リリックがどうしてオルゴールのことを知って
いたのか、等がそれに当たりますね)。最後がピンと来なかった方は、よろしければ第15作の『blue
water』も合わせて目を通していただくと、よりこの作品の味わいが深まると思います。

以上で、「ENDLESS LOVE」あとがきはおしまいです。
機会があったら、ぜひ原曲の方も聴いてみてくださいね!