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 −エピローグ−

「・・・ってワケさ。どうだ、意外だったろ。」
「ふーん。でも、すごいね・・・やっぱり姉ちゃんのお母さんだね。」
「うん。そっくりだよね、何にでもつっこんでいくところとか。」
「ちょっとマノ、それにスウ! それってどういう意味よ!!」

憤慨したアグリナがその怒声を炸裂させたとき、玄関から当の火竜術士の声が聞こえた。

「・・・戻ったぞ。」

無事に帰って来たイフロフを迎えに皆で玄関に向かいながら、メオはにやにやしながら誰にともなく
言った。

「今日の話は、オヤジには内緒な。・・・また真っ赤になって自分の部屋に閉じこもられたんじゃ
かなわねえからな。」
「ふふっ・・・そうよね。」
「オレは・・・」

イフロフの様子を想像して笑うアグリナ。・・・と、ふいにメオが真面目な顔になる。

「お前がそんな性格でよかったと思ってるからな。」
「え?」
「オヤジ、お帰りなさい!」
「お墓参り、どうだった?」
「うむ・・・その話は後でな。皆、変わりないか。」
「もちろん!」
「今回は迷わなかったみてえだな。」
「そうだな・・・。」

メオの意外な一言に驚くアグリナ。だが、その真意を問いただす間もなく、メオはイフロフを取り巻く
輪の中にいた。しばらく複雑な顔をしていたアグリナは、やがて「よし!」とばかりに頷くとイフロフを
取り巻く火竜たちの輪に入っていった。母と同じく、その輝くような笑顔を浮かべて。

「オヤジ! お帰りなさい!!」


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