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ユイ [ Yui ] 〔人名〕(女)【初登場作品:まどろみの日々】
人間族【資質:××水×××】。エリオットラトランド出身。両親がランバルスと同じ私設騎士団に所属していた関係で、幼い頃にランバルスと知り合う。その後、クーゼの乱に端を発した魔獣族の叛乱によって国が存亡の危機に瀕する中、国を去ったランバルスを追って中央山脈に分け入り、奇跡的にコーセルテルにて再会を果たす。記憶を消され、ランバルスと共に祖国に戻った後も、その一生をランバルスの補佐に捧げた。
ユーカトリア [ Eukatria ] 〔人名〕(女)【初登場作品:EARTH BEAT】
木竜。南大陸に囚われの身となったティエンの世話係。
ユーク [ Uke ] 〔人名〕(男)【初登場作品:(95)夜明け】
火竜。火竜術士ダイナの三番竜(一代目)。
 ユーニス [ Eunice ] 〔人名〕(女)【初登場作品:PURE AGAIN】 イラスト(リン) 正装(リン)
竜王の竜術士【資質:火風水木地暗光】。帝都カナネア出身。アルバ帝国を成立に導いた名将で、その武勇から国の守護星であった「明星」の異名を取る。真竜暦紀元前3129年の帝国成立と同時に謀反のかどで投獄され失脚。一月後に釈放され、その後二年間の流浪を経て南大陸へと辿りつく。水竜のククルと出会い、徐々に生きる希望を取り戻しつつあった最中、帝国軍の南大陸への侵攻に巻き込まれククルを喪う。その後、ククルの兄グレーシスに乞われ初めての竜術士となり、死後は「始祖」と諡(おくりな)された。
郵便組合 〔その他〕
真竜暦紀元前2235年に発足した、郵便物を取り扱う国際機関。同2240年に旧アルバ帝国領だった北大陸の10ヶ国にエクセールナーガを加えた計12ヶ国間で郵便に関する国際会議が開催された。ナーガのエイル島島都であるソルティアスで開かれたこの会議は、当時北大陸諸国内でそれぞれ異なっていた郵便に関する諸制度を統一し、各国間での郵便物のやり取りを円滑にしようという画期的な試みだった。
こうして北大陸における“統一郵便制度”が軌道に乗り始めた同2238年に、北大陸側から南大陸の二大国家であるフェスタエリオットに対して、郵便制度についての提携の呼びかけがあった。これに対し当時の光竜王カミュオンとエリオット国王ルーゼックが揃って賛意を示したため、3年後に世界の郵便物を取り扱う国際機関「郵便組合」が発足。その初代総裁として発起人であったヴァンフォーラ郵政省の長官、アクセル=フォルカークが就任した。
発足当時は正しく「全世界の郵便物を取り扱う機関」として活躍したが、二度のコーセルテル崩壊によって南大陸の主種族である真竜族魔獣族が衰退するにつれ、次第にその活動の比重は人間族側へと移行。現在では実質上人間同士の郵便物のやり取りのみが行われており、真竜族・魔獣族・精霊族といった各種族については、僅かに総裁直属として空を飛ぶことのできる能力を持った配達員がコーセルテル冬の都といった地域を担当している(→特別配達課)。
ユキガラス 〔その他〕
寒冷地に住むカラスの一種。零下数十度の極寒の気候や、高度30000リンク以上の高地といった過酷な環境にも耐えるために、冬軍では伝令にユキガラスを使っている。その鳴き声は高く笛のようであり、カラスらしくない美しさである。
 ユズ [ Yuzu ] 〔人名〕(女)【初登場作品:−】
冬の精霊。トチの下、凩隊副隊長を務める。リュネル寒気団で術部隊を率いるカリンはユズの従兄に当たり、常識人であるユズは奔放な隊長と変わり者の従兄の相手に日夜苦労している。
ユスナ [ Yusuna ] 〔人名〕(男)【初登場作品:WHITE MANE】
木竜。木竜術士ジュラの補佐竜。ジュラが死んだ際に里に戻り里長となる。1年後にジュラの息子であるコノと偶然に出会い、その容姿に惹かれて里へと強引に連れ帰る。術士になるため里を飛び出したコノを追って自らも里を出奔、以後はコーセルテルでその補佐を務めた。
ユックル [ Uccle ] 〔国名〕 ユックル国旗
南大陸の南西に位置する国家。首都ウセラ。国土のほとんどを不毛の砂漠と高山が占めるこの国に人間族が住むのは難しく、結果的にその生活を補佐する精霊術が発達した。首都には精霊術士を組織的に養成する世界で唯一の施設である「精霊術士養成学校」があり、毎年優れた術士を各国に送り出している。気候風土に恵まれない同国の産業で特筆すべきものは、世界各地に派遣される傭兵としての精霊術士と、豊富な鉱物資源を用いた細工物、特に貨幣の生産である。同国中央付近に位置するザグルークは、南回り航路の中継地点として発達した大陸南側最大の商業都市であり、アミアンでの内戦によって南回り航路が使用できなくなった現在、新たな貿易ルートとして注目されているレーンディア航路の出発地として、その 重要性がますます高まっている。竜王の竜術士マシェル、木竜術士カディオの出身国。
ユノス海 [ Yunos Sea ] 〔地名〕
メクタル地峡の西、エクセールエリオット間に広がる海。リグレスラトランドウォラストといった沿岸の諸都市とチェルヴィア、及びチェルヴィア運河を介しての両大陸東部との間の航路が通っている。ユノス海南部、ワッセン島周辺は一年を通じて深い霧が立ち込め、船舶の通行が不可能となっているため、南大陸南部への通商路としてトレア山地を縦断するラパロ街道が整備されることになった。
ユンガイナ [ Yungina ] 〔地名〕
アミアンの首都。同国のほぼ中央、広大な面積を誇るヒューレーの森の北の端に位置する。アミアンは南大陸南端に位置する国家であるため、人間族の進出も他の国家より格段に遅れた。そのため、首都であるユンガイナもその規模・文化レベルの双方において他国の都市よりもかなり遅れている。付近には錫を中心とした鉱物資源を産出する鉱山が点在し、採掘された鉱石が同国の特産品の一つとなっている。
ユンガイナ攻防戦 〔歴史〕
真竜暦5030年、アミアンの先住民族である精霊族とアミアン国軍との間に起こった、同国の首都を巡る戦い。真竜暦5026年に一旦講和が結ばれた両者であったが、そもそも講和に不満を持っていた女王ミレーユが、ユックルの支援を当てにして開戦を強行。結局精霊術士の援助は得られずに終わり、この戦いによって惨敗を喫したことが同国が滅亡する直接のきっかけになった。→アミアン併合

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