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グイ族 〔種族〕
幻獣人の一種族で、尖った耳と背にある大きな翼が特徴。主に高山地帯に好んで居住する。骨組織が中空なために体重が軽いことなど、飛行に有利な形態を備えている。なお、正式名としては部族長クラスを除き名前の前には男は“エル”、女は“ラ”という冠詞がつく(通常呼ばれる時は省かれることが多い) 。
クーゼの乱 〔歴史〕
真竜暦5006年、ベセレア砦を巡る戦いをきっかけにエリオット全土で起こった魔獣族による蜂起の総称。それまで魔獣族の抵抗運動の事実上の指導者を務めていたクーゼ将軍(ヴェレス)が、当時のウォラスト市長ジョルジュ=ラシェーズを一騎打ちの末殺害。それまでベセレア砦に籠っていた魔獣たちが、勢いに乗じてウォラストに攻め込み同都市を解放、エリオット西部をその支配化に置くことに成功した。クーゼ将軍は数年後に戦死したが、その後もエリオットでは西部を中心に魔獣族と人間族の間で激しい戦闘が続いている。
クート島 [ Coot I. ] 〔地名〕
ナーガ諸島中六番目の大きさの島で、最も西に位置する。暗竜縁の地。
空白の十年間 〔歴史〕
真竜暦352年に即位した火竜王グラシノーラ(テラ)が、その竜術士リカルドの死に伴って十年間故郷である里近くに引きこもった事件。この間、竜王不在により世界の力バランスが崩れ、毎年の長雨によって国土は大きな被害を受けた。
クオン [ Quon ] 〔人名〕(男)【初登場作品:カムフラージュ】
魔獣族。かつての王家の末裔であり、メリアに師事して魔獣術を身に付ける。ヴェレスの戦死後は若年ながら抵抗運動の先頭に立ち、その優れた魔獣術で数々の戦功を上げた。
ククル [ Kukul ] 〔人名〕(男)【初登場作品:PURE AGAIN】 イラスト(リン)
水竜。水竜族族長グレーシスの弟。誕生の際母が死亡したため、名も与えられず追放も同然の状態で一族から離れて暮らしていた。ユーニスと出会った際にこの名を授けられて人化を果たし、後のアルバ帝国軍による南大陸への侵攻時、瀕死のユーニスを庇って死亡した。
クマシデ [ Kumashide ] 〔人名〕(女)【初登場作品:−】
冬の精霊。アカシデの妹(三人姉妹の二女)で、イヌシデの双子の姉。
クラウト山脈 [ Kraut Ra. ] 〔地名〕
ミガンティクアミアンの間に位置する山脈。その険阻な山並みによって諸国から隔てられていたため、アミアンでは独特の文化が発展することになった。ミガンティクに併合された現在でも、アミアン地方との交通は船によるものが一般的となっている。
クラカ [ Kuraca ] 〔人名〕(女)【初登場作品:EARTH BEAT】
火竜。火竜族族長の長女。南大陸に囚われの身となったティエンの護衛と監視の任を負う。火竜術をまともに遣うことができず、半ば追放されるような形で里を後にし、地竜ガリアティードに従う。後にティエンによって火竜術を習得し、ガリアティード配下の有能な将の一人となった。
グラシノーラ [ Gracinora ] 〔人名〕(女)【初登場作品:夏の手紙】
火竜テラの竜王名。→テラ
グラテウス [ Grateus ] 〔人名〕(男)【初登場作品:世界の果てまで】
魔獣族エリオットの王子で、レティシアの腹違いの兄。レティシアの裏切りを恐れ、暗殺を企む。
クラリオン [ Cralion ] 〔地名〕
エガディの首都。東から北にかけて小高い丘に囲まれた立地で、市内では大神信仰に関わる建造物が至る所に目につく。古来より「建築の街」として有名。
クラリス [ Clarice ] 〔人名〕(女)【初登場作品:Day by day】 イラスト(崎沢彼方)
木竜。木竜の里の里長を務める。竜医ニーディアとはコーセルテルで同じ木竜術士の一番・二番竜だったこともあり姉妹同然の間柄。
グランフォード [ Granford ] 〔地名〕
タペラの首都。同国中央に広がるローランド平原の北西の端に位置する。かつてのアルバ帝国の陪都であり、北大陸東部で随一の規模を誇っている。
クリステル [ Christel ] 〔人名〕(女)【初登場作品:(361)箱】
人間族【資質:火×××××】。本名クリステル=ラインラント。イゼルニアピュセル出身。宝飾専門店ラインラント工房の二代目で、その道にかけては世界に並ぶものがいないと言われた凄腕の職人。水竜王イリュアス(トレント)とはオルゴール制作の依頼をきっかけに知り合い、以後数十年に亘ってフェスタ王家の宝飾品の依頼を受け続けた。
グリフィス [ Griffith ] 〔人名〕(男)【初登場作品:(41)変。】
精霊術士【資質:風水地××】。ナーガバリアス出身。アレクにかけられていた封印と術素質を見抜き、精霊術士になるようアレクをユックルへと誘った。
グリル 〔単位〕
重量単位。1グリルは約19.7g。→度量衡
 クレア [ Clair ] 〔人名〕(女)【初登場作品:Day by day】 イラスト(崎沢彼方)
光竜術士【資質:××××××】。光竜セーファスの育ての親。まだ若いうちから凄腕の錬金術師としてその名を馳せていたが、それを嫉んだ同業者の陰謀によって実験に家族を巻き込み死亡させてしまう。失意のうちに故郷を捨てたクレアはやがてコーセルテルに辿り着くが、長年の無理が祟ってその体はかなり衰弱しており、術士になって僅か五年足らずで他界した。
クレア川 [ Clair ] 〔地名〕
フェスタグレンドラ平原を横切る三大河の一つ。最も東に位置し、その河口に形成された三角州には、世界最大の都市である竜都ロアノークが存在する。流域面積・長さの双方でフェスタ一の大河であり、その源は遠く中央山脈アークセルト山付近にまで遡ることができる。
クレイ [ Cray ] 〔人名〕(男)【初登場作品:(95)夜明け】
火竜。火竜術士ダイナの二番竜(一代目)。
クレイオス [ Kreios ] 〔人名〕(男)【初登場作品:MOON RIVER】
夏の精霊。夏軍第五頭アブロオロス頭首。頭首の中ではアレスに次ぐ武術の腕前を持ち、特に弓が得意。しかし、気ままでいい加減な部分のある性格の持ち主であり、受けた命令を正確に実行しないこともしばしばで、それがとしての戦果がテミス率いる第四頭ミストラルに劣る結果に繋がっている。軍法の遵守を第一と考えるテミスとは犬猿の仲。
グレイス [ Grace ] 〔人名〕(女)【初登場作品:(84)お買い物】
風竜。グレイスは竜王としての名前であり、誕生名はエルシー。真竜暦1895年に出奔した竜王ロッタルクの跡を継いで七代目の風竜王となる。絶世の美女であったとされ、ロッタルクとその術士ファルサラとは幼馴染の関係に当たる。
グレーシス [ Glacis ] 〔人名〕(男)【初登場作品:PURE AGAIN】 イラスト(リン)
水竜。水竜族族長で、水竜ククルの兄。当時「人間族滅ぼすべし」との声が強かった真竜族を説得し、ユーニスを竜術士の始祖として迎えた。
クレーズ [ Clase ] 〔人名〕(男)【初登場作品:(31)シングルライフ】
火竜。火竜カランの父で、守長を務めている。
クレーベ [ Klebe ] 〔人名〕(男)【初登場作品:萩野原】
人間族【資質:××水××××】。竜王の竜術士シオンの息子。父譲りの剣技を生かして劣勢の真竜族の力にならんとコーセルテルへ駆けつけるが、長老たちの陰謀にかかって命を落とす。このことが第2次コーセルテル崩壊のきっかけの一つになった。
 クレオ [ Cleo ] 〔人名〕(男)【初登場作品:After the Rain〜ジークのバレンタイン〜
イラスト(崎沢彼方)
水竜術士【資質:×××地××】。水竜ルクレティアの育ての親。水の精霊の血を引いているため右目が碧色であり、故郷が水害に襲われた際、謂れのない迫害を受けて故郷を追われ竜術士となる。鍵盤楽器の演奏に秀でており、後に光竜フィリックにその技を伝授した。
グレス 〔単位〕
重量単位。1グレスは約9.84kg。→度量衡
グレスフェン [ Gressfen ] 〔地名〕
ロトルア中部に位置する港町。国全体の標高が高い同国の海岸線はそのほとんどが崖になっているが、グレスフェン周辺だけは例外。そのため国で唯一の港があり、海上交通および漁業の中心となっている。
グレン [ Guren ] 〔人名〕(男)【初登場作品:(279)恋心】
火竜。竜王の竜術士セリエの一番竜。火竜らしい激しい気性の持ち主であり、元は暗殺者であったがために周囲から冷たい仕打ちを受けることも多いセリエを守ると心に誓う。後にセリエの子竜たちによって忍び集団「ギムレット」が結成された際には、実戦部隊の隊長格として同じく武術に秀でたシデンアンジュを率いて獅子奮迅の活躍をした。
グレンドラ平原 [ Grendra Plain ] 〔地名〕
フェスタ北部、中央山脈エルミーク丘陵に挟まれた広大な平野の総称。温暖で肥沃な土地に恵まれており、フェスタ国民の七割以上がこの地域に居住している。
クロベ [ Kurobe ] 〔人名〕(男)【初登場作品:Present For You】
冬の精霊。カシ配下の寒波隊に所属、順位は最下位。メンバーの中で最も若い。

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